TOYATAからの回答
お客様関連部の技術の方からの回答(2005.10.30) | |
【リコールとの関係】 10月18日(火)に公開された「カローラ、ヴィッツなど17車種のリコール」は、ヘッドライトのスイッチの不具合で、平成12年 6月20日以降が対象なので、それ以前に購入している我が家のスパシオはリコール対象外。 2005.10.30(日) 原因が解明されたというので、販売店に行って、説明を受けた。 「回答には2、3ヶ月かかる」と言った割には、意外に早い対応だった。 【原因】 フェンダーポール内のコードがショートして、通常とは違うルートで電流が流れ、フェンダーポール根元が加熱して発火に至った。 【詳細】 フェンダーポールは6段で伸縮し、ポールの一番上にLED(光を発するランプ)が付いている。また、各段に2個づつ出し入れをスムーズにするための、金属の部品がある。今回、上から2段目のこの部品のうち1つが剥がれ落ち、ポールの下段部分に入り込み、LEDに繋がるコードを切断した。切断されたコードはフェンダーポールに接触し、電流はコードを伝わらずに、フェンダーポールを伝わって流れ、フェンダーポール根元を加熱させた。そして、発熱してフェンダーポール周辺の樹脂類を溶かし、結果として、発火に至った。 【フェンダーポールの機構】 フェンダーポールはスイッチが入ると、10秒間電気を流しモータを作動させ、その後に止まる。つまり、フェンダーポールが壊れていても、通電時間は10秒間だけで、モータからの発火はない。 【メーカーの対応】 このケースは単発事故なので、特に対策はしない。 また、この発火事例は特に公表する予定はない。 【消費者の対策】 フェンダーポールが動かなくなった時は直ちに修理しましょう。 そうしないと、発火の可能性があり、非常に危険です。 特にLEDが光ったり、光らなくなったりしていたら、緊急を要します。 【私の結論】 車が修理されて返って来ても、燃えた後遺症が車には残っているはずで、今後は他の不具合が発生する可能性がある。 このときTOYOTAはそれを認めるだろうか? そして保証をしてくれるのだろうか? やはり、不安を抱えたまま、もう一度同じ車には乗りたくない。 |