<漫画家さんのアシスタント生活・その3>
その後もその先生の家に週刊連載のアシスタントとして
毎週2〜3にち住み込みをしつつ、自分の家にいる合間の日は
自分の作品を描く、という生活が何ヶ月か続きました。
朝から晩まで一緒にいる訳ですからごはんもお風呂も寝るのもトイレも
すべてそこでお世話になる訳です。
アシスタントが食事の用意もする、というのはよくある話だけど
そこは先生のママりんが作って下さるのですよ!
おいしいおいしいご飯を!
ご飯どきが楽しみでしたね〜。
アシスタントという仕事は先生によって内容や環境はさまざまで
他での色んな噂は聞きますが
私は本当にいい先生にめぐりあえたと思います。
今でもずっとおつきあいしている師匠です。
いや、ゴマすりとかじゃなくマジで・・・
師匠に手取り足取り(笑)漫画のノウハウを教えてもらったおかげで
効果線や背景を描くのがそれなりに上手になってくると
「そっち仕事終わったん?じゃあこっちに来てもらえないかなあ・・」
と、他の先生からもアシスタントの声がかかるようになり
3名の漫画家さんのアシスタントをかけもちしていました。
漫画家さんの世界って広いようで狭いっつーか
売れっ子の先生は常時3〜4人アシスタントがいて
そのアシスタントさんはみんな
あちこち掛け持ちしてたりするので
どんどん横のつながりができていく訳なんですね〜。
アニメや漫画を描くのが好きな同世代の女の子ばかりが
数日間、寝起きを共にするので
気が合えばとっても楽しい職場な訳です。