ウラ話B


デビューしてすぐに2作目の依頼がきました。

プロとしての初仕事!

しかし私はデビューするまで
ネーム(作品を書く前にストーリーや登場人物などの構成をねる作業)
だけでも1ヶ月以上かけて描いていました。

素人の頃は〆切なんてありませんので好きなペースで描けばいいわけですから
当たり前っちゃあ当たり前なんだけど
デビューして仕事を依頼されたらそうもいきません。

決められた日に作品を仕上げなければいけない訳です。
「プロのまんが家」というものを実感。慣れないペースで本当に大変!

でもその反面「〆切前だから・・・」なんてセリフを初めてはく自分が
ちょっぴり嬉しかったりしました。

余談ですが、よく雑誌に懸賞なんかがついているをみかけるでしょ?

そしてそこには必ず「今回の中で一番おもしろかったものを3つ選んでください」とか
アンケートがついていますよね?

そのアンケート!
その統計こそが人気のバロメーターなのです。

上位にランクインすればどんどん仕事はくるし人気がなければどんどん仕事はほされ・・
ああ・・・恐っ!!

「今回○番でしたよ!」なんていい報告をうけたら嬉しいけど
なんにも言ってくれなかったり次の仕事がなかなか来なかったりすると自信喪失・・・

シビアな世界だ・・・(;>_<;)

 

3作目、4作目、5作目、、、、

まあそんなこんなで読み切り作品をいくつかマーガレットに載せていただいたのですが
後でデビューした子が新連載をはじめるという話を聞くと羨ましいし
描いた作品がボツになることもあるしネタがうかばない事もある。

「おもしろくない」「絵がかわいくない」と担当さんにダメだしくらって落ち込む時もある。

・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○




小さい頃から漫画を描くのが大好きで
紙とエンピツがあれば何時間でも絵をかいていられたし

ずっとずっと漫画をかいていられたらどんなに幸せだろう・・と思っていた「マンガを描く」という事が
楽しいだけではいられないという現実をしることでもありました。








                            






プロとしての仕事