時々お仕事をくださるプロデューサーさんはお笑い番組も制作しています。

関西ローカルもあれば「探偵!○イトスクープ」のような全国ネットのものもあります。

ある日、関西ローカル番組の中で芸人さんが自分のおもしろエピソードを
漫画にして発表する、というコーナーがあり
何度か撮影現場へお手伝いに行くことがありました。

出演するのは松竹芸能の若手芸人さん複数。

大阪にある指定されたビルに行ってみると、ビルの前には番組の公開録画を
見に来た女の子たちがいっぱい!

若手芸人さんたちのファンの女の子たち!わ・・若い!!

そして私はその女の子たちの列を横目に「関係者以外、立ち入り禁止」の
ロープをくぐって警備員さんに中に入れてもらうのです。

う〜〜ん!なんかこれって優越感!おほほほ・・(笑)

私も追っかけとかやってたから女の子たちの気持ちはとってもよくわかるのよぅ〜。

で、楽屋にはいると!いるいる!!いますよ!
テレビでみたことのあるお笑い芸人の方たちが!
目の前に!!同じテーブルに!!

(芸能人じゃなくてお笑い芸人っていうあたりがさすが関西!)

で、さっそく漫画にしたいエピソードを聞き、まず私が小さな紙に
起承転結をつけて4コマ漫画にします。

次にお笑い芸人の人がそれを見ながら大きい紙にマネをして描き
番組内で発表する、というわけです。

私とその芸人さんがテーブルでその作業をしていると他の芸人さんが見にきて
「なにそれ?」とか「きのうオレさあ・・」とか会話をしてる訳ですよ。
フツ〜に・・

まあ、芸人さんどうしはお友だちな訳だからフツ〜に会話してて当たり前なんだけど
部外者の私も「え〜??それマジで??」とか
まるで友達みたいに会話に参加してたりする訳で、
こういうのってこの人のファンの女の子にはたまらん世界だよな〜・・・ってね(笑)

昔、真○広之の追っかけやってた時(笑)ホテルの食堂のおばちゃんに頼んで
真○さんの使った割り箸もらいたい!!ってマジで思ってたから
きっとこの芸人さんのファンの女の子はこの人の使った紙コップほしい!
って思っちゃったりするんだろうな・・・

紙コップもタバコの吸殻も目の前にあるぜ!
・・・なんて思ってしまったのでした(笑)

もちろん持って帰ったりはしませんでしたよ〜!!

ちなみに当時、楽屋ウラにいたメンバーは「増田岡田」さんや
「よゐこ」さん「オセロ」さん等々。

そうそう、そういえばある日楽屋でどっかのエライさんが
「増田くん、ちょっと家の電話番号教えてくれるかな」
「あ、はい。○○○の××××です」

私のすぐ横でそんな大きな声で・・・
私、もしファンならぜったい番号控えるな・・・(控えてないけど!)
なんて事もありましたっけ。

そして出番を控えた若手漫才コンビの人たちはローカでネタ合わせをしています。
まるで海岸にいるカップルのように少しづつ間隔をあけ、
2人づつ壁に向かって(みんなに背をむけて)ボソボソボソボソ・・。

なんか不気味・・(笑)

出番を終えた人は「あ〜終わった〜!お疲れ〜!」っとノビノビ戻ってきます。

番組の最後に「楽屋トーク」があり毎回色んな芸人さんにスポットをあて
楽屋で撮影するのですが、よく見ると芸人さんの後ろでチラチラうつっている
スタッフの中に私もしょっちゅう映りこんでいました(笑)

誰も気づいてないって・・・

そして番組が終わり芸人さんと一緒に梅田まで電車に乗って帰ったりするのですが
歩いていると若い女の子たちが気づいて「あっ!あの人!」という
顔で見てたりする訳ですね。

もちろん私めあてではないけどね(わかってるって!)


道を歩いていたらみんなが気づいて振り返りキャーキャーさわぐ・・・

若手芸人さんがちょっぴり天狗になって道を歩く気持ちが
ちょっとだけ分かるような気がした一瞬でした(笑)

でも天狗になりすぎちゃあダメダメよ

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お笑い番組のウラがわ