学校だより5月号
         にしはら                                            渋谷区立西原小学

                                                                               平成23年 5月2  5月号 

「めあて」をもつということ

                                  校  松田 直樹
 4月23日(土)に、学校公開がありました。あいにくの天気でしたが、延べ641名の保護者の方が学校に見えました。西原小学校では年間に9回の土曜授業を予定しております。今回は今年度最初の土曜授業であり学校公開でした。多くの保護者の方が学校に見え、学校の様子を見に来ていただきました。学校としては4月6日にスタートして2週間と少しでしたが、どのクラスも
進学、進級した子供たちは気持ちを新たに取り組んでいたようです。ご参観ありがとうございました。

 さて、「ニート」という言葉が流行した時期がありました。ニートとは「職に就いていず、学校機関に所属もしていず、そして就労に向けた具体的な動きをしていない」若者を指すようで、大きな社会問題になってきました。その頃から「キャリア教育」が必要であるということで、例えば、様々な職業を体験させる等の取り組みが中学校を中心に進められるようになりました。現在は、就職難の時代でもありますが、大学を卒業しても「フリーター」として、特定の会社に就職するのではなくアルバイトやパートタイマーとして生計を立てている若者も増えているようです。このような若者の中には、自分の将来の夢をもって生活している者も多くいると思いますが、ややもすると自分が、「何をしたいのか」「どうすればよいのか」分からずに育ってきている者もいるのではないでしょうか。自分は、将来「何になりたい」「何をしたい」ということがはっきりしていること、つまり、自分の目標や思いをしっかりともつことが大切なのです。

 就学前の子供がよく「どうして」「何で」と親に聞いてくることがあります。余裕がある時は、一つ一つに答えていても、そうでないといい加減に答えてしまい、ひどい時は「うるさい」の一言で片付けてしまうこともあります。また、勉強しなさい、漢字を覚えなさい等「何のために」するのかを意識させずに、やらせていることがあります。こうなると子供は、目的意識をもたずに言われたことだけをこなす「指示待ち人間」になっていくのです。大人にとっては、言われたことを素直にやる子は、よい子のように見えますがそれでいいのでしょうか。自分が「何のため」にやっているのかしっかりと目的意識をもつことは、何のために生きていくのか考える上でも必要不可欠なことなのです。
 頭ごなしに「勉強しなさい」「手伝いなさい」ではなく、そうすることの意味をきちんと伝えていくこと。できれば、その子供にあった価値付けをしていくことが大切です。普段から何のために自分が行動しているのか目的意識をもたせることが、人として成長する上で大切です。
  子供たち一人一人が、「何のためにやるのか(生きていくのか)」という目的意識をもつもとができるように、それぞれの立場で声をかけ、「めあて」をもって行動できるように保護者、学校、地域が子供の成長のために協力することが必要です。
 西原小学校では、年間を通して学校公開だけでなく、様々な行事や催し物があります。それは、学校と保護者・地域との連携が更に深まるよい機会でもあります。この機会に、一人一人の子供たちにしっかりとした自分の「めあて」をもって生きていけるよう、子供の成長を願って協働していければと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(c) 2003 渋谷区立 西原小学校