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      トレビの泉・スペイン階段
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映画『ローマの休日』

 私どもが参加した「ローマ半日市内観光」というツアーの最後の目玉は、「トレビの泉」です。1980年に世界遺産に登録されたローマ旧市街は、至るところが名所ですが、その中でも最も有名なものの一つがこのトレビの泉でしょう。
私どもの世代ですと、オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック主演の映画『ローマの休日』がまず思い出されます。なんとこの映画の公開からもう半世紀以上の年月が経っているそうです。この映画で彗星のようにデビューしたヘップバーンさんも、もう天国に召されました。

でも、私どもにとってこの映画は青春の忘れがたい1ページであり、このすばらしい映画を通して永遠の都ローマをイメージしてきたのです。今回やっと、自分がこの都にやってきました。では、映画のようにスクーターに乗って軽快に!とは行きませんが、代わりにマイクロバスでトレビの泉に向かいましょう。

トレビの泉
トレビの泉

 バティカンのサンピエトロ寺院を後にして、バスはふたたびテヴェレ川にかかる橋を渡り、東に向かいます。トレビの泉はローマ旧市街の北部、私どもの宿泊しているホテルからそう遠くないところにあります。
バスはトレビの泉に近い丘の上にある駐車場にとまりました。そこから細い道をたどってゆくと、急に目の前が大きく開け、泉の上部に出ました。トレビの泉が思ったより横に広くて大きいのに驚きました。

トレビの泉

 広い泉水は青い清らかな水が満ちており、そこに上の噴水から絶えることなく水が流れ落ちています。ローマ市から数キロ離れたところにあるトレビ地区を水源とする「アグリッパの水道」(1762年に完成)により、良質の水が供給されているとのことです。

泉の向こうは「ポーリ候宮殿」の壁の一部だそうで、その全面にギリシャ神話の海神ネプチューンをテーマとする見事な彫刻が施されています。海馬の引く貝殻に乗って、ネプチューンが凱旋門から出てくるという構図のようです。
天候や時刻により、これらの彫刻は微妙に異なった表情を見せるとのことで、昔から画家や写真家が盛んに訪ねてくる場所でもあります。

ガイド
ツアーのガイドさん

 ここで、「ローマ半日市内観光」というツアーが終了しました。日本人女性のガイドとイタリア人女性のアシスタントのお二方が詳しく案内してくれたおかげで、短時間のうちにスムーズにたくさんの名所を回ることができました。最後に泉をバックにお二方の記念写真を撮らせていただきました。
ガイドが、泉に背を向け右手で左肩越しにコインを1枚放り込むと、またこの泉を訪れることができると教えてくれました。私どももそのとおりにして、トレビの泉を後にしました。

半日ツアーでしたので、まだお昼過ぎです。

ガイドさんにここから近い名所を尋ねたところ、最も近いのは「スペイン階段」とのことでしたので、そちらに徒歩で向かいました。

スペイン階段
スペイン階段

 ぶらぶらと歩くこと10分ほどで、「スペイン広場」にきました。ここも映画『ローマの休日』の中に出てきたので、以来代表的な観光スポットになりました。噴水のある広場から幅の広い階段が立ち上がっており、その上方に大きな教会が建っているのが見えました。
ここにスペイン大使館があるのが「スペイン広場」の名前の由来です。階段は135段もあるそうですが、なにしろすごい人で、皆階段を上り下りするのではなく、階段の上に立っているか、あるいは腰を下ろしています。

石段というよりは人の階段といったほうがよいのではと思いました。

トリニタ・ディ・モンティ教会
トリニタ・ディ・モンティ教会

 スペイン階段の上方にそびえ立っているのが、トリニタ・ディ・モンティ教会です。1502年にフランス王ルイ12世の命によって建立が始まりましたが、完工までに1世紀以上を要したそうです。
スペイン階段を見下ろすようにそそり立つ巨大な一対の鐘楼で有名です。教会の内部も見学できたのですが、それを知らなかったので、写真を撮っただけで通り過ぎました。

なお、この辺で道に迷ったらまず「スペイン広場」の場所を尋ね、そこから出直してください。土地の人なら、だれでも「ピアッツア スパーニア」の場所は知っているはずです。

この広場は地下鉄A線の駅にも近く、大変便利なところです。

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