私は、自他共に認めるB級グルメです。B級グルメとは、私の定義では「1000円以下の価格で1500円以上の味」(東京の場合)を求める食道楽を意味します。
もともと大食漢ではありませんし、手の込んだ高級料理より素材の味を生かしてさっと仕上げた料理が好きなほうなので、このくらいの価格帯でも、探せばなかなかの味にであうことがあるのです。
旅行に行ってももちろん、B級グルメに徹します。旅行案内や旅行会社のパンフレットには、土地の高級料理や珍味などがたくさん紹介されていますが、だいたい私どもは人類の宝というべき芸術上、歴史上の資産に会うために旅行をするのであって、美食が最終的な目的ではありません。
ということでこのページは、B級グルメが旅行を楽しく行うための食事について書いたものとご了承ください。 |
さてそのB級グルメのメニューですが、私どもは昔からめん類が大好物です。どこかに出かけたときは、まず必ずといってもいいくらいその土地のそば、うどんを食べてみます。
またスパゲッティ、マカロニなどのパスタ類も大好きで、東京の町々のイタリアンレストランで長年トライしてきました。現在、東京では5、6軒ほど、比較的安価なわりにはかなりのレベルのパスタが食べられる店を知っています。 |
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そういう私どもですから、イタリアにきたら当然パスタを食べたくなります。ローマのホテルは、スペイン階段とトレビの泉の中間あたりの街中でしたが、ホテルの支配人お勧めの近所のパスタ店にいってみました。
イタリアでは、小さな店では左の写真のようにパスタ類のサンプルがショーウィンドウの中にずらりと並べてあって、その中から客が指定して選ぶというのが普通です。 |
こういう店では、写真のようにパン類やケーキなども売っていることが多いようです。
さてお味のほうですが、まあ日本でいえば中の上か上の下といったところでしょうか。パスタのうで加減やパスタの味そのものはさすが本場と思われましたが、全体としてはやや期待はずれでした。その後、何軒かこのようなレストランに入ってみましたが、どれも似たようなものでした。
東京でも、私どもはこれまでおそらく100軒を超えるレストランでスパゲッティを食べてきましたが、また行きたいと思った店は結局それらのうちの5、6店しかありませんでした。本場イタリアでも、事情はあまり変らないようです。 |
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フランスでもイタリアでも、ヨーロッパのホテルでは朝食はいわゆる「コンチネンタル・ブレクファスト」というのが基本です。
丸パンなど何種類かのパンとハム、チーズ、バター、ジャムなどをトレイに取り分け、飲み物はコーヒーあるいは紅茶で簡単に済ませます。たいていのホテルでは、さらに野菜サラダ、果物、牛乳、ヨーグルト、ジャムなどが付きます。 |
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とてもシンプルな朝食ですが、これが中々美味しくてつい食べ過ぎます。やはりさすがに長い伝統で、パンが非常に美味しいためでしょう。 |
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イタリアといえば、パスタと並んでピザが名物です。私どもはピザはあまり好きではないので、それほど食べませんでした。写真のように大きくてチーズなどでボリュームたっぷりに仕立ててあるのが多いので、私どもには2人で一つで十分でした。
イタリアのピザには、生地をカリッと焼き上げるローマ風と、もちもち感が売り物のナポリ風があるそうです。 |
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ローマ風は最近日本でも人気が高まっていますが、私もこちらのほうが好きです。 |
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さて、気になる食事の値段です。最初に申し上げたとおり、私どもの食事は金に糸目をつけない美食ではありません。
東京のB級グルメが、イタリアの美術・歴史資産を探訪するのに必要なエネルギーを補給するための食事です。従って、よく旅行案内などに書いてある高級レストランの豪勢なフルコースなどは、はじめから問題外です。
東京で私どもがこれまで開拓してきたB級グルメ向きのイタリアンレストランでしたら、夫婦2人でビールを軽く飲み、スパゲッティ、サラダなどを食べても、3000円強ぐらいで済みます。 |
それに対してこちらは観光地ですから5割くらい高くつくとして、同じくらいの内容で35〜40ユーロで収めたいものです。
ところが、これがなかなか難しいのです。場合によってはびっくりするくらいの請求書がくることがあります。上の写真はローマの観光名所スペイン階段ですが、この近くのレストランではほぼこの内容の食事で55ユーロを請求されました。
それでもB級グルメの舌を満足させる味でしたらまあ仕様がありませんが、このレストランでは味も全然だめでしたので、こちらも腹を立てて文句をいいました。しかし向こうは譲らず、結局はそれだけ払って外に出ました。
こういう場合には、こちらも利用者の権利を行使してやりましょう。まず当然のことながら、チップは払う必要はありません。次に「このようなレストランには二度と行かない」です。 |
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美術館探訪中の昼食など簡単に食事をしたいときは、写真のようないわゆる作り置きのカフェテリアが便利で安上がりです。
このような店もピンからキリまでありますが、なかには非常においしいところもあります。そのような店は、客がたくさん入って繁盛しているので、だいたいわかります。
フィレンツェにあるドゥオモ広場の南の角には、大きなカフェテリアがあって大変繁盛しています。ここでは作り置きのメニューが豊富で、それらの中から客がパスタ、サラダ、肉料理、飲み物などを選びます。 |
それらを大きなお盆に取り分けて、自分の席に持っていって食べます。 作り置きとはいっても、なかなかの味でした。 |
私どもは、どちらかというと素材の味を生かしてさっと仕上げた料理が好きなほうなので、8日間もイタリアのチーズ主体の料理を食べていると、だんだん飽きてきます。
そのような時は、和食レストランがあれば、そこで懐かしい味のする料理を食べて元気を取り戻します。ローマではテルミニ駅の近くに和食レストランが何軒かあるとのことですが、私どもがローマを歩いている間は和食レストランを見かけませんでした。
しかし、中華料理店は方々で見かけました。ローマでは、中華料理はイタリア料理より同じくらいの内容で比較すると数割安く、しかも味のほうは十分満足できるレベルでした。
これはパリでも感じたことですが、私は真の「世界料理」はフランス料理ではなく中華料理だと思います。中華料理には、世界の各地に進出してその土地の食材を使い、そこの利用者の舌にあわせてアレンジをしてその土地で成功を収めるという、柔軟性とエネルギーがあります。なにしろアメリカの西部劇で、開拓時代のレストランに中国人のコックが登場するのですから、大したものです(^_^)
フィレンツェの中央駅の近くに「京都大酒店」という中華料理店があり、私どもはそこで2回ばかり夕食を食べました。えびなどおいしい料理をたくさん食べ、ビールを十分飲んでさらにデザートを取りましたが、2人で53ユーロほどで済みました。 |
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「バール」とは、英語の「バー」すなわち酒場のことですが、このイタリアでは酒場兼喫茶店兼軽食屋というような営業をしているバールがたくさんあります。軽食は簡単なサンドイッチの類、スパゲッティが多いようです。バールは朝早くから夜遅くまで営業しているのが特徴で、中には24時間営業の店もかなりあるようです。
早朝から営業しているので、ウィークデイには朝食をここで摂る勤め人が多いようです。日本で言えば、喫茶店で簡単な朝食を供するのに似ています。 |
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私どもも、フィレンツェを去る日の朝は、ホテルの食堂がまだオープンしていなかったので、近くのバールで簡単な朝食を摂りました。 |