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画像の修正
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写真画像の修正
デジタルカメラなどでウェブに掲載するための写真を撮っても、なかなか満足のゆく出来ばえにはならないものです。それでも、その写真しかなければ、なんとか修正して使うほかありません。
画像処理入門講座の今回は、そのようなウェブ用写真画像の修正の仕方について解説します。
例として、左の薬師寺玄奘三蔵院の写真をとりましょう。この写真でまず気がつくのは、画面全体が少し時計方向に回転していることです。
また、曇りの日に撮影したせいか、画面が暗くコントラストが足りません。
ピントも少し甘いようで、このままではウェブにアップできません。
画像の傾きの修正
多くの画像処理プログラムは、画像の傾きを修正する機能を持っています。今回使用したPaint Shop Proでは、「イメージ」メニュータブの「回転」で行えます。下図のように、回転方向を左とし角度を1度に設定して、画像の傾きが修正できました。
明るさ、コントラストの修正
明るさ、コントラストの修正は、Paint Shop Proでは、「カラー」メニュータブの「調整」から「明るさ/コントラスト」で行います。「コントラスト」は、画面の明暗の差の大きさを示します。今回は、下図のように、明るさを22%、コントラストを13%大きくしました。
修正後の画像
上記のような簡単な修正を行っただけで、この薬師寺の写真画像はかなり見やすくなってきました。
このような画像処理を行うと、写真画像の細部の情報が失われ、画像のシャープさが乏しくなることがよくあります。その場合には、
こちら
で解説した方法でシャープネスの補正をしてください。
その後、画像サイズを設定したり、必要に応じて画像に枠をつけたりします。このようにして、最終的なウェブ画像が左の写真のとおりできあがりました。
上に掲載した修正前の画像と比べれば格段の違いで、一応ウェブで公開できるくらいの品質になりました。
色諧調の修正
左の写真は、私の家の近所にある神社の秋祭りで舞台の上で子供たちが踊っている様子を撮影したものです。
照明が白熱電球で、数も少なかったので、このように全体として暗く、また赤味がかった画面となってしまいました。
このような画面となると、もう上述の「明るさ/コントラスト」の調整では修正は困難です。こういう場合には、奥の手として、画像諧調の「非線形処理」を行うことにより、なんとか見られるくらいに修正できる可能性があります。
画像処理プログラム Paint Shop Pro の「カラー」メニュータブの「調整」から、「ガンマ補正」を選択してください。
ガンマ補正
この機能により、たとえば画像の明部の諧調を圧縮し、暗部の諧調を伸張するというような非線形の処理を行うことができます。今回の画像で、暗い部分にある情報を明部の情報に比較してより明るくして表示し、全体として見やすい画面にできる可能性があります。
たとえば、R、G、B3原色の画像データをともに1.8のガンマで処理すると、下図の左の画面のようになり、かなり明るくなって見やすくなります。
なお画像処理プログラム PhotoShop では、ガンマ値を指定するかわりに、ユーザーが非直線変換のカーブを指定するようになっています。
色別のガンマ補正
今回の場合は、原画像のバックグラウンドに赤がかぶっていたので、上記の明るさの補正とバックグラウンドの赤カットとを同時に行いましょう。
そのためには、たとえば、R原色のガンマを1.8とし、G、B2原色のガンマをそれよりやや大きくします(下の設定画面で、「リンク」のチェックを外してください)。これにより、画像暗部では、G、B2原色のデータがより大きく伸張されるので、やや赤みが弱くなり、赤かぶりが軽減されます。
以上のガンマ補正を行った後、さらに明るさ、コントラストの調整、シャープネスの補正などを行い、下図の画像が得られました。
修正済みウェブ画像
元の画像が前記のようにかなり質が悪いので、それを修正したものもよい画像とまではいきませんでしたが、それでも子供たちの表情、髪型などもはっきりわかるようになり、かろうじてウェブにアップできるレベルかと思います。
このように、デジタルカメラ画像では、撮影の失敗をある程度は後で補正できます。私は、デジタルカメラ写真をウェブに掲載する際、このような画像処理の技術を頻繁に使っています。
皆様も、ぜひ画像処理の技術を習得して見栄えのするウェブを作成してください。
紅さして 子ら舞いいたり 祭笛