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シュテファン大聖堂は、ウィーン旧市街の中央にあり、ウィーンを代表する建造物の一つとして観光名所になっています。
12世紀中ごろに最初の建築が始まり、その後14世紀になってから大改築されてオーストリア最大のゴシック様式教会となりました。その後さらに300年にわたって増築が行われたとのことです。
シュテファン大聖堂には、巨大な三角屋根の大聖堂本体の他に、本体を挟んで南北2つの壮大な塔があります。南塔(写真の右側)の高さは137mもあり、高さ72mのところに展望台があります。 |
シュテファン広場に面している正面のリーゼン門から大聖堂の内部に入りました。この門は13世紀ごろに造られたもので、大聖堂の建築の中でもっとも古い部分だそうです。
私どもが宿泊したホテルがこのすぐ近くだったので、大聖堂の前は何度も通っていたのですが、内部に入るのは今回が初めてでした。
朝早かったためか大聖堂の中にはほとんど照明がなく、また外部には小雨が降っていたので、外光もそれほど窓から入ってきませんでした。その悪条件のもとで、なんとか大祭壇の写真を撮影しました。ここの大祭壇は、バロック様式というもので、正面には大きな祭壇画が置かれ、その背後には高いステンドグラスの窓があります。 |

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上記のように南塔の高さ72mのところに展望台がありますが、南塔にはエレベータがなく、300段あまりの螺旋階段を登らなければなりません。 そこで、今回はエレベータが設置されている北塔の展望台に登ることにしました。
エレベータから展望台に出ると、足元は金網になっていて、はるか下のほうが見えます。足がすくむ思いでしたが、勇を振るって展望台の階段をさらに登ります。
目の前にある塔は、大聖堂の門の上にそびえる2本のハイデン塔の北側だそうです。 |
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展望台の南側にまわると、巨大な南塔が高くそびえていました。現在はなにか工事をしているようで、塔の上部には足場が組まれ、全体が金網で覆われていました。
この高いところで工事をするのは、さぞかし大変ではないかと思います。
現在私どもがいる北塔は、高さが63mしかありません。当初の計画では、北塔も南塔と対をなすように同じ137mの高さにする予定でしたが、財政難により16世紀になって工事を断念したそうです。 そのころは、ゴシック様式の高い塔への情熱も薄れていたのでしょう。 |
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展望台から南の方向を見ると、ハイデン塔の向こうに大きな緑色のドームが見えました。シュテファン大聖堂の近くにあるペーター教会のドームのようです。
シュテファン大聖堂からペーター教会に行くには、シュテファン広場を渡り、グラーベン通りを抜けるのですから、歩けば少なくとも5分くらいかかるでしょう。
そのペーター教会のドームが、このように近くに見えるのに驚きました。やはり、このシュテファン大聖堂の北塔が非常に高いので、近隣の建物が近くに見えるのでしょう。 |
北塔の展望台から、こわごわと下のほうを見ると、大聖堂の近くの建物で屋根の修理をしているのを見つけました(下の写真左)。この建物の屋根も相当な高さがあると思いますが、それでもこの展望台からははるかに下になります。 屋根の上で、職人が2人で仕事をしていましたが、さすが本職で、この高いところで平気で立って歩いていました。
下の写真右は、大聖堂の裏を走る観光馬車です。この高さから見ると、馬車がおもちゃのように小さく見えます。まだ小雨が降る中、2頭の馬がゆっくりと馬車を牽いていました。 |
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有難いことに、このころから天気が回復して薄日が漏れてきました。東の方向を見ると、はるか遠くにウィーン名所の一つ、プラター公園の大観覧車が見えました。
地図で見ると、プラター公園はシュテファン大聖堂の東北東2.3kmほどのところにあります。かなりの距離で、しかも天気がよくなかったにもかかわらず、大観覧車に赤いゴンドラが付いているのがはっきりと見えました。
私どもの世代には懐かしい名画 《第三の男》 に登場したこの大観覧車は、いまだに世界中の映画ファンをひきつけています。 |
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プラター公園の北方、はるか遠くに高い塔が見えました。ウィーン一高い建物であるドナウタワーで、高さは252mもあります。
新ドナウと旧ドナウの間の細長い中洲にあるドナウ公園の中にありますが、私どもは今回はここには行きませんでした。
近年この地域はめざましく発展しつつあり、この近くには国連都市のビル群も建設されております。
ドナウタワーの最上階には展望テラスとレストランがあり、ウィーンの壮大な景観が楽しめるそうです。 |
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東の方向でそう遠くないところに、時代を感じさせる造りの教会がありました。一対の高い塔があり、その先端に付いた金色の十字架が陽を受けて輝いていました。
後で地図で調べると、「イエズス会教会」という建物だとわかりました。写真を拡大してみると、教会の正面の屋根に金色のイエズス会の紋章が付いていました。この教会はバロック時代の建築で、塔も直線と曲線を組み合わせた独特のスタイルです。
教会の内部も非常にすばらしいそうで、いつか行ってみたいと思います。 |
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北塔の展望台から北西の方向を見ると、白い尖塔を二つ持つ教会がありました。
1853年2月、オーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世はテロに襲われましたが、幸い無事でした。
それを神に感謝するために、テロの現場に建てられたのがこのヴォティーフ教会だそうです。建築はネオ・ゴシックという様式で、高さ99mの二基の塔を持っています。
場所は、リンクのすぐ外側、ウィーン大学の近くで、ここシュテファン大聖堂から北西に1.3kmほどのところです。 |
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大聖堂の展望台の下に、プンメリンと名づけられた巨大な鐘をつるした鐘楼があります。プンメリンは、もともと、ウィーンを包囲していたオスマントルコ軍が残していった大砲を鋳潰して造られたそうですが、第二次大戦末期の大聖堂の火災で焼け落ちてしまい、その後1951年に造り直されました。
この鐘は最初は南塔の高いところに置かれましたが、この巨大な鐘を搗くと南塔全体が揺れるなどの問題があったそうです。
そこで、改鋳された鐘はこの北塔に新たに設けられた鐘楼に移設されたとのことです。 |
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