『最新重要判例250刑法第7版』




いよいよ裁判員制度も、いよいよ始動する。法律学も変化して行かざるを得ない。その方向性は、まだまだ完全には見えてきてはいないといえようが、判例の重要性が高まっていくことは疑いない。特に教育の場では、その点についての異論は少ないであろう。実務を直接意識せざるを得ない法科大学院のみならず、学部の刑法の講義においても判例の動向を正確に把握する必要性は高まっていく。法改正の動きも活発化しているが、「生きた刑法」を学ぶ上で立法動向以上に重要なのは、新しい判例の内容なのである。そして、最近非常に興味深い判例が目立つ。
 平成8年春に初版を出して以来、ほぼ2年おきに版を改めてきた。旧版をお持ちの方には申し訳ないのであるが、判例が動く以上この程度の間隔で改版する必要があるように思われる。今回は、30の新判例を追加した。また、新判例を織り込んで大きく書き改めたものが、6件ある。ほとんどは差し替えたが、旧判例も残しておいた方が学習上合理的だというものが残らざるを得ず、編集部と相談の上、275判例の解説を載せることにした。
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2009年1月             前田雅英




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