エクスプローラ以外のファイラを使用するために

 

(1)ファイラとレジストリ

 

Windowsは、ファイラを起動するための情報を、レジストリの HKEY_CLASSES_ROOT\Folder 下で保持・管理しています。

下図はWinXPのデフォルト状態をレジストリエディタで表示した例です。

shellの下にexploreとopenというキーがありますが、これらのキーごとにファイラの起動情報が格納されているのです。

そしてプログラムは、このキー名を指定してファイラを起動します。このため、ファイラの起動情報を知らなくても、キー名だけを知っていればファイラを起動することができるのです。なお、キーを指定しないでファイラを起動するとデフォルトのキーが使用されます。デフォルトのキーとはshellキーに登録されているキー名のキーでして、上図のようにキー名が空欄の場合にはopenキーが使用されることになっています。

(BTMemoのオプション「フォルダ表示」に設定するのは、上記のキー名です。)

 

 

(2)エクスプローラ以外のファイラを使用するには

 

次の図はMDIEというファイラを登録した後の状態の例です。

shellの下にOpenWithMDIEというキーが増えていて、そのキー名がshellキーに登録されていることがわかります。

 

このようなファイラを使用するためには、BTMemoのオプション「フォルダ表示」を空欄に設定するか、あるいはOpenWithMDIEというキー名を設定すれば良いのです。

 

なお、ファイラによっては、

(a)レジストリを一切変更しない

(b)既存のキー内のファイラ起動情報を書き換える

といったタイプの物が存在する可能性もあります(調査した結果の結論ではありません、あくまでも推測です)。

 

(a)のタイプのものであれば、レジストリにキーを追加して、そのキー名をBTMemoのオプションに設定してください。(レジストリの書き換えを間違えるとパソコンが使用不可になってしまう可能性があります。レジストリの書き換えは、あくまでもご自身の判断と責任で行ってください)

(b)のタイプのものであれば、書き換えられたキーを調べて、そのキー名をBTMemoのオプションに設定してください。